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Toruです。

先日、読んだ記事によると、オークランドではほとんどの地域で平均売買価格が
1ミリオンを超えたらしいです。
初めて家を買う人たちで、ある一定以下の価格の家を買う場合に政府が補助金を出すんですが、
その家の価格が、55万ドル以下。

つまり、初めて家を買おうと思っても、物価の感覚的には5500万ないと家が買えないということ。
しかもその値段で家を買えそうなのは、オークランド地域120を超えるエリアの中でたった3つ。
どれもが、街まで通勤に時間のかかる郊外のエリアばかり。

普通に家を買いたければ、1億円持ってこないといけない。。。
もっというと、5500万の家を買おうと思っても、実際には収入の規定などが
政府の規定を上回るため、補助金をもらえる人も少ないんだとか。

必然的にオークランドの人たちが初めて家を買うときには、マンションがその対象に上がってくるそうです。
それでも、20-30万ドル位。


家を買う市場は、東京よりひどいかもしれないですね。。。。。

家の価格の年間の上昇率が10%を超える現状はいつまで続くのか。
我々も冷や冷やしながら家探ししてます。
資産のインフレは経済のインフレを上回って進んでいくので、
目に見えて、手が届かなくなっていくのがわかります。

これならいっそのことどこかでバブルが弾けてくれればいいのにと
正直思ったりもします。。。


さて、先日の初めてオファーを出した続き。

予算いっぱいいっぱいというわけではないけど、我々としてはその家に対して、
それなりの金額でオファーを出しました。
営業マンと依然話をした時の感覚からしても、売主の希望価格にはマッチしてるだろうし、
買えてもいいだろうと思って家に帰りました。

5時半にマネージャーが売主にオファーの書類を一式持っていくとのことだけはわかっているものの、
その場で返信が来るものなのか、来ないものなのかもよくわからず、
とりあえず家に帰って待つ。

5時半。
特に何もなし。

6時半。
特に何もなし。
とりあえず晩御飯。

7時半。
変わりなし。
片づけしつつ、あれ、もしかして今日返事は来ない??と思い始める。

8時半。
変わらず連絡は来ず。
これはきっと一晩悩んで明日なんだろうということで、もうおいておこうと決める。

9時半。
電話が鳴る!!

来たっっ!!と思うものの、一方で今日来るなら遅くない?とも思いつつ、
電話に出てみると、営業マンから。


結論としては、残念ながら我々は負けてしまった。
一番高いオファーは2万ドル以上高かったらしい。
不動産屋も正直驚きの金額だったそうで、我々のオファーが悪かったというより、
いいオファーが入ったという感じでした。



流れも、よくわからないままドキドキのまま、とりあえず最初のオファーを入れてみて分かったことは、
オファーを入れるだけならただであるということ。
思ってるよりも高い金額が入る状況になりつつあるということ。

この二つではないかと思います。

特にオファーを入れるだけならお金はかからないというのは、
我々にとって今までオファーを入れるだけでも弁護士に1000ドルとか払うのかなーと思っていたことを
考えると心理的な敷居はぐっと下がったのです。

そして、その勢いのままさらにオファーを入れていきます。
続く。
2016.06.17 Fri l NZで家を買う l コメント (0) トラックバック (0) l top
Toruです。

何と今日は誕生日。
気が付けば、35になってしまいました。

思い起こせば7年前の28の時、このまま30歳を迎えるのか……と悩んだ末、
良しやれるもんなら行ってみよう!ということで考え始めた海外移住。

半年ほどのリサーチ期間を経て、意思決定をし、また半年かけて準備をし、
こちらへ来たのが2010年初め。

リーマンショックの影響を色濃く残した経済状況の中、
3年やってダメなら帰ろうと心に決めて、気づけばもう6年が過ぎました。

33歳になった時に、ようやく地に足がついて前に進み始めたと思って、
35歳までには花を咲かせたいと書きましたが、2年経って振り返ってみると、
見える景色は変わったものの、思い描いていた景色には、まだ先は遠いですね。

今は、今進む道の延長線上でイメージできる世界の中で、
5年後まで、1年毎の割と明確な目標があります。
これらのステップを経て、ようやく思ってるところまで
行けるかどうかが五分五分だなと感じてます。

40になった時、このブログを見て、それぞれのステップをクリアできて、
最後のチャンスを上手く形にできているのか、
それとも途中でまったく違う道に進んで違うことを追いかけてるのか、
そこまで行けばある程度分かるのかもしれないなと思ってます。

どうなるか、5年後もこのブログが細々と続いていることを信じて。



さて、前置きがずいぶんと長くなりましたが、
朝不動産屋さんに我々の条件を送ってオファーの契約書作成をお願いしたところまで、
前回書きました。

そこから長い日が始まりました。

というのも、我々の条件を送って不動産屋さんがそれを作ったとしても、
そのままではただの紙です。
我々がそこにサインをしない限り、何の意味もありません。

なので、不動産屋さんにアポイントを取って、サインをしに行かねばならないわけです。
しかもその時点では、いつその契約書を相手側に見せるのかもわかっていません。

その家は、Deadline Saleという方式で売られていました。
これは、最終的にその決められた日までに売れなければ、
売買自体がなくなる可能性があるという売り方です。

前回の記事で書いたように、売主が他に家を買う契約を結んでいて、
その条件に「6月15日までに自分たちの家が売れること」となっている場合、
6月15日までに売れないと買う話自体が成立しないわけで、
その場合自分たちの家を売る理由もなくなってしまうため、
一度リセットするということですね。

ちょっとうまく説明できてる気がしないですが。。。。。


また、この売り方の場合、どこかからオファーが入った場合、
不動産屋さんはそれを売主にタイムリーに提示することが求められます。
この「タイムリーに」という所が、曲者でその日中であることは間違いないんですが、
これが、午後の2時だったり、夕方の5時だったり、はたまた夜の7時だったりします。

この辺は、売主側の都合とともに、不動産屋の判断(=それまでにもっとオファーをかき集める自信があるかどうか)が
大きく影響します。

売買形式としてはちなみに、最もシンプルな形式であるNegotiationや、売主側が価格を提示して、
それ以上の金額で買ってくれる人を探す方法、また期日を決めての入札、
オークションという方法があります。


話は戻りますが、上述の「タイムリーに」があるため、
サインを一体何時までにしなくてはいけないのかは、
朝の時点ではわからなかったわけです。
というか、僕の中では前回が金曜の2時だったので、同じくらいかと思っていて、
「不動産屋さんに、11時半頃にサインしに行くよ!!」という連絡を前のめりに送ったわけです。


ところが、不動産屋からの返事は、「今オフィスにいないから、また連絡する」という、
何ともつれないもの。

何度かチョコチョコやり取りはあるものの、何とも釈然としない。
ちょっと焦りとイラつきもあり、とりあえずオフィスまで行ってみることに。
元々予定していた通り11時半にオフィスに行って、受付の人に話をする。

とりあえず、ソファーに座って待ってろと言われ、待つこと10分。
出てきたのは、知らない人。
どうやら、セールスアシスタント的な感じの内勤の人らしく、
話を聞くと月曜日の朝は、その前の週に出た物件全部を営業マン全員で
回るという慣例があり、そのため営業は誰もオフィスにいないとのこと。

12時半ごろには戻ってくると思うんだけど・・・・と言われつつ、
一応、コピーの契約書のひな形をもらい、とりあえずは一時退散。

結局不動産屋に会えたのは、なんと驚きの2時頃。。。。
はっきりとアポイントを何時としなかったのは、
朝物件を回っていたからということだけではなかったようで。

それよりも、どうやらその月曜日にオファーを入れるといったのは
朝の時点では我々だけだったので、不動産屋がオープンホームに来た脈ありの人たちに、
片っ端から営業電話をかけて、これで売れたら手に入らないですよー、オファー入れてくださいねーと
プッシュをしていた模様。

その為、他のオファーのサインを何時にできるかが勝負になるので、あえて引っ張ったというのが正しいようです。
まぁ結果として彼らの営業努力は成功して、後3組がオファーを入れることになり、
今回の場合、「タイムリーに」は、夕方の5時半になり、すべてのオファーが売主側に提示されるとのこと。

この辺は、まぁ、我々としては如何ともしがたいので身を任せるしかありません。

とりあえずサインして、またまた再び外へ。

なんとなく落ち着かないまま時間を過ごしたその結果は、
長くなったので、さらに次回に続きます。









2016.06.04 Sat l NZで家を買う l コメント (0) トラックバック (0) l top
Toruです。

あんまりこのブログには登場しませんが、
我々がやっているビジネスで、全国1位を獲得しました!

全国一位を取るのは、シェフの時に働いていたレストランに続いて2度目ですが、
今回は、自分自身がとってるので、今後の展開含め喜びひとしおです。


さて、ようやく校区=家探しのエリアが決まった我々は、その範囲の中の家が売りに出たら、
とりあえず見に行くを繰り返していました。


ある日、ついに!
我々にとってこれなら、買いたいと思える家を見つけました。

街からもほど近く、3ベッドルームで、お風呂とキッチンはずいぶんとお金をかけて、
しっかりとリフォーム済み。
こまごまとした部分でペンキがとか、線路に近いとか、
難はあるものの、庭も少しあってこれならいい!!と思いました。

一番最初は、僕が金曜日の午前中に家の見学に。
不動産屋さんに言われたのは、既にオファーが来ることになっていて、
今日の2時に売主に見せることになってるからそれまでにオファーを出せるならとのこと。

今思えば、この時出せていれば、状況は違ったかもしれませんが、
それまでにオファーを出したことのなかった我々にとってオファーを出すとは
どういうことなのか、実際のところよくわかっていませんでした。

イメージとしては、弁護士に会って契約書を作ってもらって、
サインして、それを不動産屋に持っていくというイメージ。
どう考えても、2,3時間で終わらないし、この後仕事だし。。。ということで、
今日は出せないと思うから諦めると言ってその日はおしまい。

不動産屋も、その入ってくるオファーで決まっちゃうかもねーなんて言ってたので、
気持ち的にはいい家だったけど、仕方ないな。。と思ったのです。

ところが!!
日曜日に予定通りオープンホームが開かれるとのこと=家は売れなかったということ、
なのでSakuraさんがオープンホームへ。

不動産屋に聞いたところによると、オファーは入ったものの、
売主が希望する額に届かなかったため、それを断ったんだそうです。

そして、Sakuraさんもその家を気に入ったので、オファーを入れることに。

まずはよくわからないけど、不動産屋にオファーを入れようと思うんだけど。。と
携帯のテキストを送信。
速攻で返ってきた返信には、細かいことを送るからメールアドレスを教えてくれとのこと。

ということで、メールアドレスを返信。
数分後、メール確認してね、という連絡が来たのでメールをいそいそと確認。


メールの中には、家の売買に関して、
値段、条件、弁護士は誰か、引き渡しの日はいつがいいかと言ったことを
教えてくれという内容でした。

我々の頭の中では、弁護士に契約書を作ってもらってということが
頭に合ったので、とりあえず返信せず、次の日弁護士にアポイントを取っていました。



ところが、次の日の朝。
不動産屋から、オファーをいれないのか??という連絡が。。。

え??え???ということで話をして分かったことがいくつか。



NZで家を買う場合、「オファー」というのは、下記のようなものだということ。

・家の売買契約書にサインをして、相手方に渡す
 つまり、相手方がサインをすれば契約が成立する。
・その契約が実行されるには、いくつかの条件を満たす必要があり、
 その条件は契約書の中に決められている。
 一般的には、金銭面の条件(銀行から融資がおりるかどうか)、
 建物のチェック(建築家が家を見て問題ないかどうかのチェック)などがあります。

 このほか、買主によっては今自分たちが持っている家が売れないと、
 お金の都合がつかないので、期日を設定しいつまでに家が売れればという条件を付けたりします。

・このオファーの契約書は、定型のものを使うことがほとんどであり、
 不動産屋さんが買い手と話をして条件面を打ち込んで契約書を作成することが一般的である
 つまり、セールスマンと話が付けば、弁護士に会いに行かなくてもいい。





ということで、弁護士に会いに行かなくてもいいということが分かり、
とりあえず、不動産屋に我々の条件をメールで送る。

これが月曜朝の9時の話。
ここから決着がつくまでは12時間かかりました。。。。
僕はようやく長い夏を終えて、月曜日がお休みになったというのに、
なんだか疲れる長い一日となるのです。

続きは、次回へ。







2016.05.28 Sat l NZで家を買う l コメント (2) トラックバック (0) l top
Toruです。

今年はエルニーニョ現象の影響もあり、まだ暖かい日が続いています。
気温としては18℃、19℃ですが日差しが当たると暑い暑い。。。
3か月ほど前に着けた、梅干をようやく干すことができました。


さて、ネーピアで家を買おうということで、まずはオープンホームに行くことにしました。
サイトで家を見て、とりあえず「これいいんじゃない?」と思える家を手当たり次第に、
まずはこっちへドライブ、次はこっちへドライブという具合です。

毎週末土日に様々な場所で、オープンホームが開かれます。
1か月ほどそういうことをしました。
ざっと、20-30軒は見に行ったんじゃないでしょうか?

ネーピアの街に近いところ、BluffHillと呼ばれる丘の上、車で3,4分走ったOnekawa、
Marewaと呼ばれる辺りとそれはそれはいろんなところに行きました。

そして、学んだことは、「エリアを決めなくてはいけない」ということです。
どういうことかというと、ネーピアは比較的子供も多いので、学校もたくさんあります。
でも、学生数は比較的少ないように思います。

僕が子供のころの小学校は、30人一クラスが一学年に6クラス。
ざっと言って、1000人以上の学校でした。

この辺は、学校にもよりますが、300人位?という風に見受けます。

そうすると、何が起きるのか?と言うと、そう、「校区」という問題があるんです。

通りを隔てて右と左で行く学校が違うということになるわけです。
そして、ネーピアはすごーーーく小さな町なので、
車で5分はもはや学校の校区を2つくらいまたいでいるわけです。


こちらでは、学校のランクを表すDecile(デシルと呼ぶようです)というものがあり、
学校を10段階でランキングしています。
何に基づくかというと、率直に言って親の経済力です。

つまりDecile10(一番いい)の学校は、お金持ちの家庭の子どもが多く、
Decile1の学校は生活保護で暮らしているような家庭の子どもが多いということになります。

ドライですね、、、、、、NZ。

結果、何が異なるかというと、「機会の均等さ」ではないかと思っています。
こちらは「授業料」というものがなく、「寄付金」によって学校は運営されます。
したがって、Decile10の学校は多くのファンドがあり、新しいコンピューターを買ったり、
器具を買ったりということが普通にできるわけです。

とはいえ、我々そんなにお金持ちではありませんので、
日本人感覚的には、すごーーーく肩身の狭い思いをするのも嫌だなと思っています。

で、結局どこがいいかなんてのは、正直わかりませんが、
今のところは、娘もSakuraさんも仲良くしている日本人母娘の方が住んでいる校区に住もうと思っています。
そうすれば同じ学校に行けるし、まぁいいよねという何とも日本人的な決断をしました。

ということでようやく家を探すべき範囲が狭まったわけです。

さて、これが吉と出るか凶と出るか。。。。
まだまだ家探しは続きます。









2016.05.24 Tue l NZで家を買う l コメント (0) トラックバック (0) l top
Toruです。

明日は、Hawke's Bay Marathonなるものが開催されるそうで、
出走者は約5000人、サポートの家族や縁者で約1万人だそうで、
冬のNapierにしては珍しく街がにぎわってます。

昔はマラソンを走っていた人間としては、明日のスタートは見に行こう!と
久しぶりになんだか、「これがしたい」と思うことを見つけました。


さて、NZで家を買うということで、いろんな話がありますが、
我々が最初に物件を買おうということを考えたのは、
もう、5年近く前のこと。

まだAucklandのアパートに住んでいた時の事。
一つ下の階の大きなベランダが付いた部屋が売りに出ていたので、
Sakuraさんと冷やかし半分、本気半分で見に行ったことがあります。

当時はどういう流れで家を買うのかもわからず、お金をどうするのかも想像がつかず、
まぁとりあえずは近いし見に行こうということで見学。

部屋はアパートなので当たり前ですがほぼ同じ。
ベランダだけがその階は倍以上広かったので、意外といいねーという話をしました。

ただ。。。。。。我々にとって、決定的だったのが匂い。
と言ってもその部屋ではなく、廊下。

同じ階の隣か、その隣の部屋の住人がヘビースモーカーなようで
廊下までたばこ臭い状況。

それがなかったらもっと真剣に買うことを検討したかもしれませんが、
そんなことが合って、その話は流れました。

その後も、ちょっと離れた地域だったり、ちょっとは見に行ったものの、
今一つ「よくわからないこと」が多かったこともあり、何もせずネーピアへ引っ越し。


ネーピアに来てからも、子供が生まれる前と、生まれた後と2度ほど買おうと思って
オープンホームに行ったりしましたが、当時はお金の都合もつかず、
ビジネスを始めたこともあってそのまま流れました。


シチュエーションが変わったのは、2015年末のこと。
Aucklandの家の値段が、昨年同月比で20%増しだとか、
中央値が70万ドルを超えただとかっていうバブルだなぁと言えなくもない感じで、
値段が上がっていく状況が我々も買えるなら買ってしまおうという気持ちを後押ししたんだと思います。

それに加えて、両親の退職に伴い、親からお金を借りれそうなことが分かり、
金銭面でようやくほんとに自分たちがどれくらいの家なら買えるかも
見えてきたというのが大きい気がします。

そこで、ようやく本腰を入れて家を買おうと動き出したのが今回の家探し編。
今日現在まだ家は買えてないので、ブログが現在に追いつくのが早いか、
家が買えるのが先かどうなるか。。。

2016.05.13 Fri l NZで家を買う l コメント (0) トラックバック (0) l top