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Sakuraです。


のろのろ書いている出産レポ。
いよいよ最後の誕生編です。




ほぼ一夜陣痛に耐え、ようやく迎えた朝。
ここから車で20分離れた病院に行かなければいけないわけですが、
陣痛がもう3,4分おきに襲ってきている私はほぼ動けない状態。


Toruくんが出かける準備を整えてくれ、
私は弱っている身体を引きずりよろよろと車へ。



妊娠中、インターネットサーフィンをしていて
「出産のときにすっぴんで病院に行くのが恥ずかしい!」という意見を読んで、
私は普段からすっぴんでも出かけたりするし、NZでそんなこと気にする人もいないし
平気だな~と思っていたのですが、


現実は、よれよれのパジャマにぼさぼさの髪、
まだ冬の気候で寒いので毛布を体に巻き付けているという
すっぴんを遥かに超えるひどい状態でした。



車の中でも陣痛に耐え、雨の中病院に到着。


ここでミッドワイフと再会・・・・!!の予定だったのですが、
そこはNZ。まだ到着しておらず。


私たちが来るということは病院に連絡がいっていたようで、
時間外の入り口から病院の中に入れてもらえました。



ふらふらと部屋に案内され、
「私もミッドワイフだから、何かあったらナースコールでよんでね」と
私のミッドワイフが来るまで部屋に置き去りにされる二人。


NZでは、基本陣痛から分娩まで同じ部屋で行います。
LDRじゃなく、LaborとDeliveryが一緒で、Recoveryは別の部屋です。


私は運よく水中出産用の浴槽がある部屋がとれたので、
なんだかとても広い部屋。。



どうしていいかわからず、ひたすら室内をうろうろうろうろ。
今まではずっと下腹部に痛みがあったのですが、
この頃は赤ちゃんが下がり始めていて、下腹部の痛み+お尻のあたりに
「何か」が押してきているという違和感、といった感じでした。



私たちが病院に到着してから20分後ぐらいに、ようやくミッドワイフが登場。


自宅で耐えていたころは痛みと不安でいっぱいでしたが、
ようやく病院に来るステージまでたどり着いたし、
ここならミッドワイフもいるから事態がどう展開してもきっと大丈夫だ・・・
と衰弱しながらも、長い長い道のりに少しゴールが見えた気分に。




病院着に着替えて、といわれ着替えたところで丁度破水。



NSTで赤ちゃんの心拍をチェックすると言われ、ベッドに横向きに寝ることに。
横になると陣痛の痛みが3倍ぐらいになるのですが、
ガス(笑気ガス)をここから使うことができ、痛みが若干和らぎました。


このガスは体質によっては合わない人もいるようなのですが、
私はばっちりだったようで。
効果は人によって意識が朦朧となるくらい効く方もいるようですが、
私は吸い続けていると、頭が少しぼんやりした感じになりました。


痛みは和らぐ、というよりは「ベールに包まれたような感じ」になるといったほうが正しいかも。
ガスを吸い続けている間も悶えるような痛みはずっと続きましたが、
子宮口が全開になるころには、ちょっとでもガスが切れると身体が中から破壊されそうなくらいの
痛みを感じたので、ガスが使えてよかった・・・と思いました。




しかしながら、ガスを使っていてもまだお産は終わってないわけで
続く陣痛の波。



陣痛の間は、休むというか衰弱して横たわっている感じ。
「生理痛の酷いバージョン」と形容する人もいますが、
私はそんな生易しいものとは思えない、痛みで体がどうにかなってしまうんじゃないかと、
陣痛が引いては、次に襲ってくる痛みに恐怖に近いものを感じていました。


ただ、そんな恐怖もNSTで赤ちゃんの心拍を見ながらミッドワイフが教えてくれた一言で吹き飛んだというか。



「痛みの間は、中の赤ちゃんが降りようと下がってきたり、出ていくポジションを整えようと回転しているのよ」




そうなのか。


そうなんだ。


赤ちゃんが外に出てこようと、今がんばっているんだ。


この痛みは、そういう痛みなんだ。



だったら、私もがんばって耐えようじゃないか。





NSTのモニタリングは異常なしということで、
子宮口をチェックしたところ7cmまで開いてるとのこと。

ここで、ミッドワイフが浴槽にお湯を張ってくれ、
その中に入り子宮口が全開になるまでいきみ逃しをすることに。



水中出産だと子宮口が開くのが早いとか、
お湯につかって筋肉の緊張が和らぐので陣痛の痛みが楽になる、
という事前情報は得ていたのですが、実際にお湯につかってみると確かに楽!!


陣痛は変わらず痛いですが、波が引いた後、身体が明らかにリラックスできているのがわかります。


浴槽の中でもガスは使えるし、これならまだ頑張れる・・・・!!!



NZでは陣痛~分娩まで夫が立ち会うのは普通、というか何も理由がないのにそうしないのは「異常」とばかりに立ち会い出産が一般的。


なので、Toruくんは私がお湯の中で痛みに悶えてもがいているあいだも、
お湯の温度を調整してくれたり、私の肩が冷えないようにタオルをかけてくれたり、
痛みとガスで半分意識が飛んでる私のためにミッドワイフの話を通訳してくれたり、
ずーっと手を握りながらそばにいてくれました。



病院に到着したのが朝の6時すぎ。
時刻は午前8時。


「ちょっとカフェテリアで朝ごはん食べてくるわ」


と出ていったミッドワイフが戻ってきてから、


「Toruも朝ごはん食べたほうがいいわよ。今のうちに行ってきなさい」


と一言。



お湯の中でもがいている私とは別世界、的な
余裕のミッドワイフ。


これが駄目な人もいると思いますが、
私はそれぐらい周りが落ち着いているほうが自分がパニックにならず安心できました。



が、Toruくんがその場を離れようとしたところ
いままでで最大級の陣痛の痛みが!!!



この状態で、Toruくんがいなくなったら無理無理無理!!!


と不安になり、やっぱり離れずにその場にいてもらうことに。




その最大級の痛みが赤ちゃんの合図だったのかわかりませんが、
ここから事態は急展開。



いままでは数分間隔があいて陣痛の波が来ていたのが、
痛い→引いた・・・と思ったら痛い→痛い痛い痛い!!!
と連続で続いている感じに。


そして、猛烈に「いきみたい!!」という感覚が。



子宮口をチェックしてもらったところ、なんと全開。
あとで聞いたのですが、ミッドワイフの読みでは前回になるまで
まだ2時間ぐらいかかると思っていたらしく、
お湯がずいぶんと体をリラックスさせてくれ子宮口を開かせるのに役立ったみたいです。



ここで、お湯を出て分娩の準備。


いわゆる分娩台にもなるベッドも部屋にはありましたが、
私はバースツールというものを使いました。


お風呂の椅子で、両側に掴める取っ手があって、間がへこんでいる・・・
みたいな感じの椅子です。



このあたりは痛みといきみたいという感覚とで
意識が朦朧としてあまり覚えてないのですが、



ミッドワイフが予想以上のお産の進行に
大急ぎで赤ちゃんを取りあげる準備をしていたこと。



浴槽から上がったフラフラの私をToruくんが支えて
バースツールに座らせてくれたこと。



隣の部屋の妊婦さんの唸る叫び声が聞こえて、
私も同じように叫んでいきんだら
力が逃げるから「んーーー」と口を閉じていきむようにいわれたこと。


3,4回、身体中の力を振り絞って、いきめるだけ長くいきんで、
その間お腹の中の赤ちゃんに「出ておいで-」と思っていたこと。


いきみながらToruくんの手が真っ赤になるぐらい強く握りしめていたこと。



そして、2013年8月30日午前9時10分。



「頭が見えた」と言われてから、
いきむと自分の身体の中から何かが押し出された感覚がありました。


目を開けると、そこに、まさに生まれ落ちたばかりの
両手を天に広げて「ここはどこ?」と一瞬戸惑ったような顔をした
赤ちゃんの姿がありました。


一息おいて、赤ちゃんは「おぎゃあ」と大きく泣きました。



まだへその緒がついたその子を、ミッドワイフが私の胸においてくれました。


まだ名前のないその子を、私は「赤ちゃんだ・・生まれた・・」と
手で抱き寄せました。


Toruくんが、「よくやった!がんばった・・!」と
抱きしめてくれました。



子宮口が全開になってからは、たったの10分。
まるでジェットコースターに乗っているような急展開で、
9か月お腹の中にいたあの子がこの子?と不思議な気持ちがしましたが、
両手にすっぽりおさまるぐらいの小さい元気な女の子に
無事に、やっと会えたなあと安堵したのとじわじわと包みこむように湧いてきた幸せな気持ちを覚えています。




そこからは、カンガルーケアをしたり、私の会陰が裂けたので縫ってもらったり、
フラフラでシャワーを浴びたり、お昼ご飯を食べたり。

そうして赤ちゃんの体温も安定し、移動する準備が整ったら、
20分離れたネイピアのバースケアセンターに移動してそこで3泊を過ごしました。



これが娘ちゃんがこの世界に生まれてくるまでのお話。
産後はこれがまた出産の大変さを上回る怒涛の日々だったので
それはまた別の機会に書きたいなと思いますが。


NZで妊娠、出産ってどんなものかなと思っていましたが
一通り体験してみて、自分には合っていたなあというのが感想。


妊娠中はとくに問題がなければ何も言われないという点が
私にはストレスを感じなくてよかったし。

妊娠からずっと担当してくれたミッドワイフが出産、
そして産後6週間まで面倒みてくれるというシステムも安心できて良かった。

また、水中出産用のバスや笑気ガスがほぼ標準装備で使えること。
必要があればすぐに無痛分娩や帝王切開に切り替えられる体制が
整っていること、も安心要因の一つでした。


まあ、NZは母乳信仰的な感じなので初日から母子同室が一般的で、
そこは陣痛を10時間不眠で耐え抜いた体にはきつく、
初日ぐらい異室で寝れたほうがそのご2週間くらいの
精神状態はちょっとはよくなったかな・・・という気がしないでもないですが。



でも、総じてNZで出産できてよかったなーと思ってます。
なにより全部無料というのが素晴らしいし。



あの陣痛の痛みは二度と経験したくないですが、
もし第二子を産む機会があるのであれば、またNZで産みたいかな。










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2013.11.23 Sat l 出産 l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

おつかれさまー!!
こっちが必死になったわ!

陣痛痛いよね

でも、自然と痛みを忘れ

2人目は、油断するのか 更に痛いの!!(−_−;)

日々、バタバタで3人目を考える余裕なんかない状況だけど
もし!3人目となったら 忘れずに無痛にしようと 2人目出産の時に誓ったわ 多分ね

夜中の授乳で目が覚めてしまって
読みあさってまーす^_^
2014.02.25 Tue l ちづる☆. URL l 編集
ちづるさん
>2人目は、油断するのか 更に痛いの!!(−_−;)


なんとー。みんな口をそろえて、「二人目はスルッツ☆よ!」なんて言うのに、やっぱり痛いんだ・・・

身体への負担を考えると、無痛がいいですよー。
でも二人目以降って、お産のスピードが速いから無痛する時間もないという場合もあるらしいです・・・。

私は分ペン時間が短かったのがせめてもの救いですが、その後すぐに母子同室で寝れなかったのがきつかった・・。

次回があるなら、無痛と初日は母子別室がいいなああ。
2014.02.28 Fri l sakura. URL l 編集

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